大山講

大山講は神奈川県伊勢原市にある大山エリアに大山詣りと呼ばれる活動にて、講を立てて参拝をする風習です。

参拝の目的は、宗教的な祈りもありましたが、庶民信仰のニュアンスの方が大きく、農作物が育つように雨乞い祈願であったり、商売繁盛であったりとさまざまなある意味「ベタな」祈願が多かったと言えるでしょう。

そして、江戸時代はとりわけ盛んでしたが、だれもが毎年参拝に行けるほどお財布に余裕があるわけでもありませんでした。そこで。講を立てる習慣が広がりました。講というのはみんなでお金を出し合って、参拝にいくためにかかる費用を確保する手段です。

これにより、商売繁盛など同じ目的の人たちが講を立て、毎年行けるメンバーが代表して参拝に行くといった方法をとっていました。

参拝ですが、大山は「大山石尊大権現」とも呼ばれるように中世に神仏習合が盛んになると修験道に基づいて大山頂部の岩石を不動明王を本地とする石尊権現と信仰が盛んになりました。もともと日本では自然崇拝の文化でしたので、自然に対してお願いをするような感覚といえるではないでしょうか。

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2019.07.27時点