大山詣りは、鳶などの職人たちが巨大な木太刀を江戸から担いで運び、滝で身を清めてから奉納と山頂を目指すといった、他に例をみない庶民参拝です。そうした姿は歌舞伎や浮世絵にとりあげられ、また手形が不要な小旅行であったことから人々の興味関心を呼び起こし、江戸の人口が 100 万人の頃、年間 20 万人もの参拝者が訪れました。
大山詣りは、今も先導師たちにより脈々と引き継がれています。首都近郊に残る豊かな自然とふ れあいながら歴史を巡り、山頂から眼下に広がる景色を目にしたとき、大山にあこがれた先人の 思いと満足を体感できます。
日本遺産大山伊勢原より引用
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2019.07.27時点